手考足思

日々かんじることを綴ったもの

最近思ったこと

「嫌だったらバックレ可」

ある飲食店の壁に、バイトの募集が書いてあった。いろいろ条件が並ぶ中、いちばん下に、嫌だったらバックレ可と書いてある。

これをみて、なんだかいや〜な気持ちになった。

嫌だったらバックレ可って、店側にそもそもスタッフを根付かせようとする気がないように感じる。Aくんが来ようとBさんが来ようと、店にとってはどっちだっていいですよと言われているような感じ。そんな環境で働くのは、居心地が良いとは思えない。だからバックレが起きるのでは…?などと思ってしまう。

自分が店をやるときは、そこで働いてもらう全員で店をつくっていきたい。バックレたいと思わせる店になんて絶対したくない。

 

「やることがない辛さと、やることがありすぎる辛さ」

勤めている会社を辞めることにした。引き継ぎもほぼ終わり、今はやることがなく、完全に時間を持て余している。これはとてもつらい。

ここでまた、なぜつらいのかを考えてみると、私にはやることがない⇨私は価値を生み出さない⇨私は誰の役にも立っていない

つらさの正体は、この無力感にあることに気付いた。

一方で、いまの会社にいる社員は皆とてもよく働く。一人がやるべき業務量はとても多いけれど、みんなきちんとこなそうとする。

わたしはそのありすぎるTODOもしんどいと感じていたけれど、それは恐らく、意味を見出せないことが多かったからだと思う。少し前に先輩に、お前は意味を求めすぎるきらいがあると言われたことがある。振り返ってみると、その時のわたしはナゼに囚われすぎて動けなくなっていたからそれを指摘したかったのだと思う。

でも、TODOがめちゃめちゃあったとしても、その先に誰かの顔が見えたらそのときは、頑張れると思う。わたしは誰かに必要とされたい。

でももしかすると、一つひとつには意味を見出せないようなごく小さなTODOばかりなのかもしれない。小さいからといって取り合わないでいたら、必要とされるもくそもないような気がする。

そう考えると、わたしにとって大事なのは、こうなりたい、こうありたいという理想像なのだと気付く。理想像に近づくためという意味を見出せば、目の前の事物ががぜん生き生きと見えてくる。